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膝痛 ひざ痛 膝 ひざ 痛み:1万人の健康大事典

膝痛

普段歩いたりしゃがんだり、そして座るときにも、ひざは大事なからだの動きを支えています。逆にひざが痛くなると、日常生活が大きな制限を受けることになりますね。

一般的なひざ痛の大半は、ほとんどが「変形性ひざ関節症」という症状から起こるものです。ひざの骨と骨の間にある関節軟骨がすり減ったりなくなったりしてしまい、痛みが出てしまうのが変形性ひざ関節症です。

ひざの骨と骨の間にある軟骨は、ひざを曲げ伸ばしするためのクッション役を果たしています。しかしそれがすり減ってくると、だんだんとひざがこわばってきて、痛んできます。さらに進行するにつれて痛みもひどくなり、ひざの曲げ伸ばしができなくなって寝たきりになってしまいます。

変形性ひざ関節症のはっきりとした原因は、まだわかっていません。ただ、変形性ひざ関節症になりやすい人の特徴はある程度あげられます。

  • 50代以上
  • 女性に多い(少ないがもちろん男性も)
  • 肥満気味の人
  • 手の指の第一関節が節くれだっている人

いずれにしても、なんらかの原因でひざの関節軟骨が損傷しすり減ってきて、痛んできてしまうのです。

変形性ひざ関節症は、だんだんと進行してきます。

  • 初期
    ひざに大きな圧力が繰り返しかかることで、少しづつ軟骨がすり減っていきます。まだ痛みというほどのものはなく、主な症状は「朝などの動き始めのひざのこわばり」を感じるようになります。人によってこの時期が1〜2ヶ月、または数年間続きます。自然に良くなったり、また同じ症状になったりを繰り返す人もいます。
  • 進行期
    ひざのすり減りがますます進行し、ひざの骨と骨のすき間が狭くなってきます。そして人によっては間接が変形し、ひざがまっすぐ伸びないようになります。だんだんとひざのこわばりがとれにくくなり、痛みも感じられるようになります。ひざの中に炎症が起き、熱っぽくなったり腫れることもあります。
  • 末期
    ひざの軟骨が完全にすり減るかなくなってしまい、骨と骨のすき間がなくなり直接触れ合ってしまいます。足の変形と痛みで立つのも歩くのもつらくなってきます。外出も控えがちになってきます。

変形性ひざ関節症は、寝ていれば治るという病気ではありません。むしろ寝たきりになってしまう可能性が高くなってしまいます。

変形性ひざ関節症への対策としては、基本的にはどんどん動くことです。痛みのために体を動かさないと、筋肉も骨も徐々に弱くなり、かたく萎縮してきます。
ひざが痛い→動かない→筋肉や骨が弱くなる→ひざ関節が弱くなる→変形性ひざ関節症が悪化する
という悪循環にならないようにしましょう。

変形性ひざ関節症に対して決して後ろ向きに考えず、なんとかしようと決心することが大事です。

具体的な対策としてはどんなものがあるでしょうか。

  • まずは痛みを減らす…アイシングや温熱療法、体操
    寝ながら、椅子に座りながらの脚上げ体操、1回20〜30分程度のアイシング、お風呂や温かいタオルをひざに当てるなど。これを繰り返すことで、ひざの痛みがだんだんなくなってきます。
  • できるだけ外出する
    友人とのおしゃべりや散歩、買い物、温泉旅行など、何かにつけて外出するようにしましょう。後ろ向きになって、家でじっとしていることが、一番変形性ひざ関節症を悪化させる原因です。
  • ウォーキングを始める
    痛みが出ない距離で、背筋を伸ばしてさっそうと歩きます。筋力がつき、シェイプアップにもなります。また、ひざへの衝撃が少ない靴を履くようにしましょう。
  • 太ももの筋肉をきたえる
    太ももで体重を支えれば、ひざへの負担が軽くなります。
  • ひざをゆっくり伸ばしたり曲げたりするストレッチをする
    次第にひざが柔らかくなって動かせる範囲が広がってきます。ポイントは反動をつけずにゆっくりと行うこと、痛みの出ない範囲でおこなうことです。お風呂でおこなうのも効果的です。
  • 肥満を解消する
    肥満ぎみの人は、変形性ひざ関節症になる確率が高いという研究結果もあります。基本はひざに負担をかけない運動を適度に行いながら、カロリーを抑えたバランスの良い食事内容にすることです。

前向きな気持ちで、このような対策を実行すると、痛みがすっかりなくなってくると思います。すると張りのある毎日になり、ますます好循環になって変形性ひざ関節症も意識しなくなります。この状態をずっと続けられるように意識してすごしましょう。


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