花粉症 花粉 対策

花粉症 花粉 対策:1万人の健康大事典

花粉症

毎年、春になるとマスクの人が急増します。理由はご存知のとおり、花粉症です。現在では、日本の人口の5人に1人が花粉症であるという調査結果まであるほど、すっかり国民病として浸透してしまっていますね。

そもそも、花粉症と一般的なアレルギー性鼻炎とはどう違うのでしょうか。鼻づまり・咳・痰など、鼻や喉に対して不快な症状を示だけでなく、皮膚炎をも引き起こすケースもある、という観点では酷似していますが、1点だけ決定的な違いがあります。

花粉症はその名のとおり、アレルギー反応を起こしてしまう対象が「花粉」であることが第一条件です。しかし、アレルギー性鼻炎の場合、動物の毛やダニやカビなどさまざまな媒体が原因であると考えられています。しかし、原因は違えど体内で起きてしまっている反応は同じであるため、その治療法はほぼ同じといっても過言ではありません。

また花粉症は春だけ、のイメージがあるかもしれません。しかし実際には、スギやヒノキなどの樹木が振りまく花粉だけでなく、ブタクサなどのキク科の植物や、カモガヤなどイネ科の植物が原因となっているケースも多々あります。そのため、1年中あの症状に苦しんでいる方もいらっしゃるのです。ちなみに、アメリカではキク科の植物による花粉症が多く、ヨーロッパではイネ科の植物による花粉症が多いのだとか。日本国内で昭和30年代に行われた拡大造林が、日本人の花粉症を増加させたという説が主流のようです。

しかし、原因はそれだけではありません。高齢者が花粉症にかかるケースが少ないこと、ある日突然発症すること、本来花粉が多いはずの山間部よりも都心のほうが、患者の数が高いことなどから、別の原因についての研究も進められています。

<花粉症になる原因として考えられていること>

  • スギやヒノキの大量植林後、手入れが行き渡らなかったため
  • 車の排気ガスなど空気中の化学物質が体内に積もり、免疫機能が弱まった
  • 食生活の変化

残念ながら、これといった発症を防止する対策法がないといわれている花粉症ですが、もしかかってしまった場合、どのような治療を行い、対処を刷ればよいのでしょうか。

<花粉症の治療法>

  • 対処療法
    抗ヒスタミン薬、ステロイド薬、漢方薬など、内服薬や点鼻薬、軟膏など、そのときの症状にあわせた薬で、症状を抑える治療法。
  • 抗アレルギー薬
    その年の本格飛散が始まる2〜3週間前に飲用しはじめるとよいとされている。内服の場合が多く、症状を軽くすることができる。
  • ステロイド(副腎皮質ホルモン)の筋肉注射
    およそ1ヶ月効果が持続されるといわれている。しかし、その間ステロイドの影響を全身で受けなければならず、場合によっては免疫力の低下・骨粗しょう症・生理不順・ムーンフェイスなどの副作用が現れることもある。また、持病がある場合は悪化してしまうことも。
  • 減感作療法
    花粉症の症状が治まってから治療スタート。アレルゲンである花粉エキスを薄めた抗体と呼ばれる液を、徐々に量を増加させながら週に1〜2回、最低2年間継続して皮内注射を行う治療法。成功すれば、再発率が低いといわれている。スギ花粉症の場合、有効率は約60〜70%といわれ、今後の花粉症治療の中心となると予想されているが、現時点でこの治療法を受けられる病院が少ない。
  • 手術療法
    粘膜切除術、レーザー照射、高周波電気凝固術、化学薬剤手術など、鼻づまりなどが上記の治療で緩和されない場合に行われることがある。

<花粉症の方のための対処・予防法>

  • 花粉を吸わない
    マスクや眼鏡、帽子など、できるだけ花粉を体につけないよう防御する。また、外出から帰ったときは体についた花粉を払い、手洗い・うがいを徹底する。室内では、空気清浄機を使用するとよい。
  • 規則正しい生活
    体調が崩れてしまうと、症状がひどくなる傾向がある。また、常に規則正しい生活を送り、ストレスを上手く解消している方は花粉症を発症してしまう率が低い傾向があるようだ。

花粉症は、現代病ともいわれていますが、海外では民間療法が盛んに行われるほどポピュラーな病気でもあります。すっかり有名になった甜茶をはじめ、エルダーフラワー、べにふうきなど、花粉に効くといわれるお茶が多数存在しています。ものによっては、薬や体質と合わない可能性もありますが、これらを試してみてもよいかもしれません。


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