体臭

体臭:1万人の健康大事典

体臭

いまや様々な消臭用品やデオドラント用品が開発されており、身の回りからどんどんニオイが消えていくような気がしてきますね。
ただそんな状況からか、自分のニオイがとても気になるという人が増えています。
人のニオイの代表的なものには、口臭、体臭、加齢臭があげられます。

ここでは体臭について解説します。

<体臭の原因>

  • ニオイを発生させる汗
    普通の汗は、水分とわずかな塩でできており、水に近いサラサラの汗です。この汗は蒸発しやすく、ニオイもそれほど発生しません。しかし汗腺の機能が鈍り、汗のミネラル分が血液に吸収されずに一緒に混ざってしまう汗は、ベタベタして蒸発しにくく、皮膚の表面をアルカリ性にしてしまいます。

    アルカリ性のもとでは菌が繁殖しやすく、ニオイを発生させてしまうのです。この汗をかいてしまう原因としては、肉中心の食生活、ストレス、運動不足で汗をかく習慣がない、ということがあげられます。また不安や緊張による汗も、突然大量にかくため、ミネラル分の吸収が追いつかずに悪い汗となります。
  • アポクリン腺による発汗のニオイ(ワキガ)
    通常の汗は、エクリン腺という全身にある汗腺から発生しています。しかし、アポクリン腺というわきの下やおへその周りなどの体の一部にある汗腺があります。ここから出る汗は、栄養豊富で粘り気があり、塩分をほとんど含まないため皮膚上で菌を繁殖させ、独特のニオイを発生させます。これがワキガ臭といわれるものです。アポクリン腺が発達している人の比率は、欧米では7〜9割、日本人は1割ちょっとと言われています。動物性脂肪を多くとる民族ほど多いようです。
  • フケによる頭皮のにおい
    頭がにおう人は、フケが関係している可能性が高いです。フケは頭皮の角質細胞で、古くなるとはがれ落ちてきます。フケは細菌の栄養分になるため、頭皮に菌が繁殖し、ニオイの原因になってしまいます。フケが多く出る原因としては、ストレスや睡眠不足、刺激物や甘いもののとりすぎなどがあります。

<体臭への対策>

  • 一時的にスプレーや制汗剤を使う
    これらは一時的な効果を期待して使うことをお勧めします。長い間使っていると、皮膚炎などを起こす可能性もあります。また、ワキガ体質の人が香料の入ったスプレーを使うと、ニオイが混ざって逆効果になりかねません。
  • 睡眠を十分とるようにする
    汗腺を正常にしておくと、汗をかいてもサラサラでニオイも起こりません。睡眠不足だと汗腺の機能が鈍ってミネラル分を吸収できなくなりますので、十分な睡眠を心がけましょう。
  • 動物性脂肪をあまりとらない
    肉中心の食生活の人は、汗が出やすくなります。また、ワキガ体質の人は、動物性脂肪をたくさん取ると、アポクリン汗腺からの発汗が多くなり、ニオイの原因になります。
  • ヨーグルト、オリゴ糖で腸内のバランスを良くする
    ビフィズス菌など、腸の中の善玉菌は腸内の消化、吸収を助けてきれいに保ちます。一方、ウェルシュ菌などの悪玉菌は腸内のタンパク質を分解し有毒物質をつくります。腸内のバランスが崩れて善玉菌が減ると、悪玉菌が一気に増えて体臭の原因となります。
    腸内の善玉菌を増やすには、ヨーグルトを食べたり、オリゴ糖を含む大豆やごぼう、たまねぎ、ハチミツなどを積極的にとることです。
  • 入浴などで汗をかく習慣をつける
    普段から汗をかき、汗腺の機能を正常に保てば、生活の中で汗をかいてもほとんど水分に近い汗になります。するとニオイも発生しません。ほとんど汗をかかない人が急に汗をかくと、ミネラル分が吸収されずにベタベタの汗がでてニオイも発生してしまいます。
    普段から、入浴などで毎日汗をかく習慣を身に付けることで汗腺を鍛えられます。

1万人の健康大事典HOME

Copyright (c) 2004-2006 BANRAI Inc. All Rights Reserved.